年の瀬に1000万円の被害が判明しました。愛媛県松山市の高齢女性が、総務省の職員などを名乗る男に「あなた名義の電話番号が犯罪に使われている」などと電話でウソをつかれ、現金をだまし取られました。警察が被害届を24日に受け特殊詐欺事件として捜査しています。

被害にあったのは松山市内に住む70代の女性です。

警察によりますと女性は10月中旬、自宅にNTTを装う自動音声の電話がかかりガイダンスに沿って操作したところ、総務省を名乗る男に繋がり「あなた名義の電話番号が犯罪に使われている」などとウソをつかれました。

このあと警視庁の警察官や検察官を名乗る男から電話がかかり、「疑いを晴らすため」と現金を送るよう指示され、10月26日と30日に市内のコンビニから、指定された住所にあわせて現金1000万円を宅配便で送りだまし取られました。

女性は相手からその後の状況の説明の連絡がないことから不安になり、12月23日に警察に相談。だまされたことが分かり被害届を24日に出しました。

警察は特殊詐欺事件として捜査していて、捜査で現金の振り込みを要求することはなく、電話でお金の話になれば詐欺を疑うよう強く呼びかけています。

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