インサイダー取引に関与した疑いで東京証券取引所の元職員とその父親が刑事告発された事件で、元職員が父親の求めに応じて情報を伝えていたとみられることが分かりました。
東証に所属していた細道慶斗元職員（26）は、職務で知ったTOB＝株式公開買い付けに関する未公開の情報を父親に不正に伝えた疑いで23日、刑事告発されました。
父親は、この情報をもとに3銘柄の株を合わせておよそ1700万円分買い付けた疑いが持たれています。
その後の関係者への取材で、細道元職員が父親の求めに応じる形で、職務で知った情報を伝えていたとみられることが分かりました。
告発を受けて、今後、東京地検特捜部は2人の刑事処分を検討します。
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