今シーズン最強クラスの寒波が日本列島に襲来。
視界がかすむほどの吹雪に見舞われた地域もありました。

群馬県北部のみなかみ町藤原では、正午までの12時間に全国で最も多い、48cmの雪が降りました。
町は白一色で、車の屋根や郵便ポストの上には雪がこんもりと積もっています。

一方、JR水上駅前では雪で遊ぶ女の子の姿がありました。
神奈川県から観光で来たそうです。

神奈川県から来た親子は、「こんなに積もって吹雪になると思っていなくて、どうしようかな、予定を変更しなきゃいけないなと。でもうれしいね、ずっと雪見たいって言ってたので」「楽しい~」などと話していました。

強い冬型の気圧配置と今季最強クラスの寒気の影響で、日本海側を中心に雪が降り続いています。

新潟・湯沢町では午前9時ごろ、降り続く雪で積雪が増えました。

視界も悪く、車はヘッドライトをつけて走行し、住民は雪かきに追われています。

住民:
けさは(積雪が)15~20cmくらい。ことしはもう毎週のように(雪かきを)やってますね。(Q.本格的にシーズン始まりましたね)始まっちゃいました。

午後になると新潟市内も吹雪に見舞われました。

新潟市では22日朝、最大瞬間風速19.2メートルを観測。
強い風で、歩いている人の傘がひっくり返っていました。

気象庁は群馬県北部に加え、22日午後、栃木県北部にも大雪警報を発表しました。

最強寒波の影響で22日朝は冷え込みも強まりました。

北海道・幌加内町で、今シーズン全国で最も低い氷点下26.1度を観測。

旭川市江丹別でも今季最低の氷点下25.1度まで気温が下がり、木の枝が氷の結晶をまとい樹氷となっていました。

そんな極寒の町を白い息を吐きながら歩く人は「東京から来ました。そこにサウナがあるので、そこに行きたくて。-20度を下回っているのは知らなかったので、東京だと-2度ぐらいで寒いねって感じなので。寒いです」と話しました。

今後も日本海側を中心に雪が降り続くとみられていて、23日夕方までに予想される降雪量は、東北や北陸で70cm、関東甲信で60cmなどとなっています。
交通障害などに警戒が必要です。

視界がかすむほどの吹雪になった滋賀・高島市のスキー場でゲレンデに颯爽と現れたのはサンタクロースです。

クリスマスを目前に、総勢約70人のサンタが一面の銀世界を一斉に滑り降りました。

参加者:
ゲレンデが華やかになってすごく楽しいですね。

一方、北海道・千歳市の水族館では、サンタのダイバーが水槽に登場し、子供らとの記念撮影に応じました。

参加した子供:
(サンタが)こうやってしてたの。こうやって泳いでた。

東京の神宮外苑では、恒例の「東京クリスマスマーケット2024 in 神宮外苑」が開かれ家族連れなどでにぎわいました。

訪れた人は「クリスマスのウキウキした感じですかね、楽しい雰囲気が伝わってきて、こっちまで楽しいです」と話していました。

寒波が関東へも流れ込み、冷たい北風も吹いて22日の東京都心は厳しい寒さとなりました。

会場で人気なのがホットチョコレートで、来場客は「おいしい」「寒いので、甘い温かいものが飲みたくて。(飲み物が)温かいので、すごい温まります」と芯まで温まっていました。

2024年の開催期間中には、過去最多規模の約50万人が訪れる見込みです。

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