学校での生成AIの活用について文部科学省は、去年7月に暫定的なガイドラインを示し、使いこなす力を育てていく姿勢は重要だとする一方、子どもたちの創造性への影響や偽情報の拡散なども懸念されるとして一部のパイロット校などでの限定的な活用にとどめ、検証を行ってきました。
生成AIの技術革新が進む中、改訂に向けた議論が行われていましたが、今月20日の専門家会議で、新たなガイドラインの案がまとまりました。
この中では、生成AIは使い方によっては有用の道具にもなりえると指摘し、学校での活用をいっそう充実させていく必要があるとしています。
その上で、子どもたちの学習での利用や教職員が業務で使う際などの具体的な活用例を示し、子どもの学習では生成AIの誤った回答などを教材にして、その性質や限界に気付かせることや、英会話の相手などでの活用を挙げています。
一方で、小学校の児童が直接使うことは慎重に見極める必要があるとしています。
文部科学省は年内にもこの新たなガイドラインを公表し、教育委員会や学校の教員向けの研修の場を設けるなどして学校での活用を促していくことにしています。
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