4年前の2020年10月以降、調布市の住宅街で道路の陥没や地中の空洞が相次いで見つかった問題は、地下深くで東日本高速道路が行っていた「東京外かく環状道路」のトンネル掘削工事が原因だったことが分かっています。
会社は、掘削工事を中断したうえで、トンネルの真上で緩んだ地盤の補修工事を進めていて、今月中の完了を目指していました。
こうした中、会社は21日、住民向けの説明会を開催し、補修工事の完了予定を1年延長し、来年12月を目指すと明らかにしました。
延長の理由として、住宅の買い取りや一時移転の交渉が終わっていないことに加え、去年11月に近くを流れる川で発生した気泡に関する調査に時間がかかったことなどを挙げています。
東日本高速道路は、「少しでも早い地盤補修の実施に向けて家屋の解体や工事を進めてまいります」とコメントしています。
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