今月14日の夜、北九州市小倉南区のファストフード店で、中学3年の中島咲彩さん(15)が刃物で刺されて死亡し、一緒にいた15歳の男子生徒が負傷した事件では、近くに住む無職、平原政徳容疑者(43)が男子生徒に対する殺人未遂の疑いで逮捕されました。

警察によりますと男子生徒は20日、退院したということです。

これまでの捜査で、容疑者の所有する黒い車は事件の1、2時間前から現場周辺を行き来したのち、中学生2人が店を訪れたのとほぼ同じ時刻に店の駐車場に入り、およそ十数分間、その場にとどまっていたとみられることが分かっています。

駐車場は、店の南側や西側に面するスペースに30台ほどの車が駐車でき、防犯カメラの捜査などから車は店内の一部が見える位置に止まっていたことが捜査関係者への取材でわかりました。

当時、店内には、被害者の2人も含めておよそ10人の客がいて、その後、容疑者は店に入り2人を襲ったとみられていて、警察は、事前に駐車場から店内の様子をうかがっていた可能性もあるとみて、詳しい状況を調べています。

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