日本モンキーセンターでは毎年、冬至の時期に「ヤクシマザル」が暮らす飼育施設にたき火を用意し、サルが暖をとる姿を公開しています。
21日からの一般公開を前に20日、メディア向けに公開され、サルたちは火を怖がる様子もなくたき火に近寄り、互いに身を寄せ合ったり毛づくろいをしたりしながらあたたまっていました。
また、飼育員がたき火であたためた焼き芋を取り出すと、サルたちは一斉に集まって熱々の芋をほおばっていました。
たき火のきっかけは、1959年の伊勢湾台風で倒れた木などを飼育員が燃やしてたき火をしていたところ、子ザルが近寄って火にあたり始めたということで、その後、60年以上続く冬の風物詩となっています。
飼育員の堀川晴喜さんは「最初にたき火が始まって以来、火が怖くないと学習してきたサルたちなので、ここならではの姿だと思います。焼き芋を食べる姿を見て癒やしを感じてもらいたいです」と話していました。
たき火の様子は、21日から来月26日までの土・日・祝日と正月の三が日に、午前11時半から午後2時まで公開されます。
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