札幌・ススキノの雑居ビルで5人が死傷した火災で、北海道警は20日、2階の店舗に火をつけたとみられ、19日に死亡した職業不詳久保裕之容疑者(41)について、死因は司法解剖の結果、ほぼ全身に重いやけどを負った「広範重症熱傷」だと明らかにした。道警は現住建造物等放火などの疑いで書類送検する方針。
容疑者は可燃性の液体をガールズバーに持ち込み、カウンター付近に火をつけたとみられる。意識不明の状態で搬送され治療を受けていたが、19日午後9時ごろ死亡した。
道警によると、元交際相手で店に勤める20代女性が11月上旬、交番に「別れ話でもめた」と相談。容疑者との同居を解消して避難していた。
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