宮崎県と鹿児島県にまたがる「霧島ジオパーク」の目指す姿について考えてもらおうと、東大名誉教授による講演会が宮崎県小林市で開かれました。
霧島ジオパークは、霧島連山を中心に宮崎県と鹿児島県にまたがっていて、火山が生み出した特徴的な地質や地形が点在しています。
19日夜に小林市などが開いた講演会には、霧島周辺の自治体関係者など約100人が参加。東京大学名誉教授で日本ジオパーク委員会の中田節也委員長が登壇しました。
中田委員長は、ジオパークを前面に打ち出したブランディングで地域おこしに成功した島根県の「隠岐ジオパーク」の事例などを紹介。
霧島エリアには、人が火山と共生してきた歴史があるとした上で、次のように述べました。
(東京大学 中田節也 名誉教授)
「共生だけじゃなくて、常に人を呼び込む。あるいは教育で子供を育てて、どうやって外に宣伝するかですね。さらにアピールするか。そこまでもう少し踏み込まなければいけない。」
また中田委員長は、日本人が自然災害とどう向き合っていくべきか、霧島ジオパークが発信力を持ってほしいと話していました
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