2009年から始まった、国民の中から選ばれる裁判員が刑事裁判に参加する「裁判員制度」について、福井地方裁判所で19日、裁判員経験者と裁判官らが意見を交わしました。
裁判員制度についての意見交換会は、福井地方裁判所が今後の運用に役立てるために数年に一度開いていて、今回は2年ぶりの開催となりました。
19日は、裁判員経験者6人と裁判官や検察官、弁護士の合わせて10人が参加し、意見を交わしました。
裁判員経験者からは、検察や弁護士がまとめた資料について「争点が整理されていてとてもわかりやすかった」という意見があった一方で、「法廷で検察官が淡々と話していくため、理解が追いつかないところがあった」という指摘もありました。
司会を務めた福井地方裁判所の内山孝一裁判官は、「今回あがった貴重な意見を、今後の裁判員裁判の参考にしたい」と話していました。
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