18日夜、千葉県柏市で夫婦が何者かに刺され殺害される事件が発生。その直後、600メートル離れた住宅街で8棟が全焼する火事が。同じ時間帯に起きた事件と火事に関連はあるのでしょうか。
■夫婦殺害 8軒全焼火事と関連は
家屋を覆い燃え盛る炎 この記事の写真炎は家屋を覆い、激しく燃え盛っていました。千葉県柏市の住宅街で最初の異変が起きたのは、18日夕方です。
通報（18日午後6時10分ごろ）「家の裏に血だらけで倒れている。倒れているのは夫婦で動かない」
住宅の敷地内で倒れていたのは渡来敏明さん（59）と妻・礼子さん（59）。警察によると、刃物のようなもので切り付けられていて搬送先の病院で死亡が確認されました。夫婦を知る人は次のように話しました。
渡来夫婦の知人「普通ですよ。本当に明るいですし、夫婦仲もいい」
通報した近隣住民によると、女性の争うような声が聞こえたといいます。そして、更なる異変が最初の通報から12分後に…。
通報（18日午後6時20分すぎ）「隣の家が燃えている。爆発音も聞こえます」 およそ600メートル
殺人事件の現場からおよそ600メートル。今度は同じ住宅街のなかで火災が発生したのです。
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■火元住民 殺害夫婦とトラブルか■火元住民 殺害夫婦とトラブルか
火災を目撃した人「突然だったので分からないです。ボーン、ボーンって音が鳴ってた」
「何か分からないけど音がして、何だろうと窓を開けてみたら、真っ赤になっていた。どんどん燃えているところで、こっちに燃え移ったりしているから怖い。風もあったし」
殺人事件の現場近くに住む人は「におい」を感じていました。
「煙のにおいがしていた」 殺人現場の近隣住民「ここの事件があって、（パトカーなど）いっぱい来ている時に、ここは煙のにおいがしていた。『火燃やしちゃいけないのに煙のにおいがする』と話しながら家に入った。『どっか火事かね』と話はしていたが、まさかね」
火は広い範囲に及び、住宅など8軒が全焼。近隣を取材すると、火災現場周辺でのトラブルも明らかに…。
火災現場の近隣住民「（Q.トラブルは多い？）あったはず。頻繁ではないが、1年に1〜2回は」
「車の止め方が悪いとか、勝手に増築して家の雨戸塞いだ、塞がないとか」
トラブルのなかには“ネコ”を巡るものも…。
火災現場の近隣住民「（Q.ネコを巡るトラブル？）あったと思う。私も何回か追い払った。私だって嫌がっていた。せっかくきれいにしたのに、また夜汚していく」
実は、この火事の火元とみられる家の住人とは連絡が取れていません。捜査関係者への取材で明らかになったのは、この住人と殺人事件の被害者夫婦の接点です。
金銭トラブルがあったことが明らかに捜査関係者への取材によると、火災の火元に住む70代男性と殺害された夫婦の間に金銭トラブルがあったことが明らかになりました。
この男性は自宅から車で立ち去っているということです。警察は男性が殺人事件についても何らかの事情を知っているとみて捜査しています。
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