政治部記者から巨大メディアのトップに就任し、歴代の政権幹部との親交で知られた渡辺恒雄さん。政治との距離についてジャーナリストの評価は分かれた。  元読売新聞記者の大谷昭宏さん(79)は「戦後日本の社会的な事柄に多大な影響力を持った人物だった」とする一方で「政治とメディアの距離感という点で毀誉褒貶ある人だった」と指摘。「メディアはウオッチャーでなければいけないのに、自らプレーヤーとして動いた」と問題視した。  一方、「一緒に巨人戦を見にいっても政治の話をしていた」と振り返る田原総一朗さん(90)は「総理大臣から相談を受け、説得できるような存在になったのが最大の業績だ」とむしろ評価。

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