気象庁は19日、関東甲信、東海、近畿地方など全国の広い範囲で28日頃から気温が平年よりかなり低くなる可能性があるとして「低温に関する早期天候情報」を発表しました。また、東北から山陰にかけての日本海側、長野県北部・群馬県北部、岐阜県山間部を中心に28日頃から降雪量がかなり多くなる可能性があるとして「大雪に関する早期天候情報」を発表しました。
農作物の管理等や水道管の凍結に注意するとともに、除雪などの対応に留意してほしいとしています。
■東北地方
東北日本海側 12月28日頃から かなりの低温
かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -2.0℃以下
東北日本海側 12月28日頃から 大雪
大雪の基準:5日間降雪量平年比 178%以上
東北日本海側の気温は、27日頃までは平年並の日が多いものの、28日頃からは、冬型の気圧配置が強まり寒気の影響を受けやすくなるため、かなり低くなる可能性があるということです。また、28日頃からは、東北日本海側を中心に降雪量がかなり多くなる可能性があるとしています。
<参考>
地点 平年値
五所川原 25センチ
青森 26センチ
弘前 31センチ
酸ケ湯 70センチ
鷹巣 25センチ
秋田 12センチ
横手 39センチ
矢島 30センチ
酒田 9センチ
新庄 31センチ
山形 16センチ
米沢 35センチ
若松 18センチ
只見 57センチ
むつ 14センチ
十和田 16センチ
盛岡 9センチ
湯田 50センチ
北上 18センチ
川渡 21センチ
古川 12センチ
新川 16センチ
■関東甲信地方
関東甲信地方 12月28日頃から かなりの低温
かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -2.0℃以下
長野県北部・群馬県北部 12月28日頃から 大雪
大雪の基準:5日間降雪量平年比 196%以上
関東甲信地方の気温は、27日頃までは平年並の日が多いものの、冬型の気圧配置が強まり寒気の影響を受けやすくなるため、28日頃からはかなり低くなる可能性がああるということです。また、28日頃からは、長野県北部・群馬県北部を中心に降雪量がかなり多くなる可能性があるとしています。
<参考>
地点 平年値
藤原 61センチ
みなかみ 48センチ
草津 27センチ
野沢温泉 55センチ
信濃町 38センチ
飯山 43センチ
小谷 43センチ
白馬 33センチ
長野 9センチ
大町 22センチ
■北陸地方
北陸地方 12月28日頃から かなりの低温
かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -2.2℃以下
北陸地方 12月28日頃から 大雪
大雪の基準:5日間降雪量平年比 246%以上
北陸地方の気温は、向こう1週間程度は平年並か低い日が多いものの、その後は冬型の気圧配置が強まり寒気の影響を受けやすくなるため、28日頃からはかなり低くなる可能性があるということです。また、28日頃からは降雪量がかなり多くなる可能性があるとしています。
<参考>
地点 平年値
相川 1センチ
新潟 4センチ
津川 28センチ
長岡 17センチ
守門 55センチ
高田 15センチ
関山 50センチ
津南 61センチ
伏木 12センチ
富山 12センチ
砺波 16センチ
猪谷 34センチ
輪島 4センチ
七尾 7センチ
金沢 5センチ
白山河内 22センチ
福井 7センチ
九頭竜 33センチ
敦賀 4センチ
小浜 7センチ
■東海地方
東海地方 12月28日頃から かなりの低温
かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -2.0℃以下
岐阜県山間部 12月28日頃から 大雪
大雪の基準:5日間降雪量平年比 242%以上
東海地方の向こう2週間の気温は、冬型の気圧配置が強まり寒気の影響を受けやすいため、平年並か低く、28日頃からはかなり低くなる可能性があるということです。また、28日頃からは、岐阜県山間部を中心に降雪量がかなり多くなる可能性があるとしています。
<参考>
地点 平年値
白川 48センチ
高山 19センチ
長滝 32センチ
■近畿地方
近畿地方 12月28日頃から かなりの低温
かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -2.0℃以下
近畿日本海側 12月28日頃から 大雪
大雪の基準:5日間降雪量平年比 326%以上
近畿地方の向こう2週間の気温は、冬型の気圧配置が強まり寒気の影響を受けやすいため、平年並か低い日が多く、28日頃からはかなり低くなる可能性があるということです。また、28日頃からは、近畿日本海側では降雪量がかなり多くなる可能性があるとしています。
<参考>
地点 平年値
柳ケ瀬 23センチ
今津 12センチ
彦根 4センチ
峰山 10センチ
舞鶴 7センチ
香住 10センチ
豊岡 9センチ
和田山 9センチ
■中国地方
中国地方 12月28日頃から かなりの低温
かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -2.2℃以下
山陰 12月28日頃から 大雪
大雪の基準:5日間降雪量平年比 281%以上
中国地方の向こう2週間の気温は、冬型の気圧配置が強まり寒気の影響を受けやすいため、平年並か低い日が多く、28日頃からはかなり低くなる可能性があるということです。また、28日頃からは、山陰を中心に降雪量がかなり多くなる可能性があるとしています。
<参考>
地点 平年値
西郷 5センチ
松江 4センチ
横田 22センチ
赤名 24センチ
瑞穂 15センチ
弥栄 11センチ
境 4センチ
米子 6センチ
倉吉 7センチ
鳥取 7センチ
大山 40センチ
智頭 14センチ
上長田 25センチ
千屋 18センチ
津山 3センチ
高野 29センチ
八幡 29センチ
大朝 17センチ
■四国地方
四国地方 12月28日頃から かなりの低温
かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -2.1℃以下
四国地方の向こう2週間の気温は、冬型の気圧配置が強まり寒気の影響を受けやすいため、平年並か低い日が多く、28日頃からはかなり低くなる可能性があるということです。
■九州北部地方(山口県を含む)
九州北部地方(山口県を含む) 12月28日頃から かなりの低温
かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -2.3℃以下
九州北部地方(山口県を含む)の向こう2週間の気温は、冬型の気圧配置が強まる時期があり、寒気の影響を受けやすいため、平年並か低い日が多く、28日頃からはかなり低くなる可能性があるということです。
■九州南部・奄美地方
九州南部・奄美地方 12月28日頃から かなりの低温
かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -2.3℃以下
九州南部・奄美地方の向こう2週間の気温は、冬型の気圧配置が強まる時期があり、寒気の影響を受けやすいため、平年並か低い日が多く、28日頃からはかなり低くなる可能性があるということです。
■沖縄地方
沖縄地方 12月28日頃から かなりの低温
かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -2.4℃以下
沖縄地方の向こう2週間の気温は、冬型の気圧配置が強まる時期があり、寒気の影響を受けやすいため、平年並か低い日が多く、28日頃からはかなり低くなる可能性があるということです。
気象庁の説明によりますと、早期天候情報は、原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、 5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表するとしています。(降雪量については11月~3月のみ)。
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