首相官邸に入る石破首相(18日午前)

石破茂首相は18日、国会内で法曹関係者や学者らでつくる「日本の死刑制度について考える懇話会」メンバーと面会した。冤罪(えんざい)が起きる可能性を踏まえて死刑の存廃を検討する公的会議体の設置を提言した報告書を受け取った。同席者によると、首相は自民党内で議論を深めるのが望ましいとの認識を示したという。

懇話会は国会と内閣に向けた報告書を11月に発表した。林芳正官房長官は11月の記者会見で死刑制度に関し「政府として廃止は適当でないと考えている」と述べ、内閣への会議体設置も否定している。

〔共同〕

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