東京都は7日、再開発事業者が決まった旧築地市場跡地(中央区)の土壌汚染状況を2023年度に調べた結果、141地点のうち86地点で基準値を超える六価クロム化合物などの有害物質を検出したと発表した。都によると、健康被害の恐れはなく、直ちに汚染を除去する必要はない。担当者は「再開発の工期に影響はない」としている。

 他に検出したのは水銀や鉛、ヒ素など。いずれも最大で六価クロム化合物は基準値の5.4倍、鉛とその化合物は14倍、ヒ素とその化合物は11倍だった。工事などで生じた残土は適切に処理するよう求めるとしている。

 大部分の施設は32年度に開業する予定だ。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。