記者会見する北海道大の小林快次教授=18日午後、東京都千代田区
恐竜は寒冷地でどう生き延びたのか。北極圏の米アラスカ州での化石発掘調査を目指し、北海道大の小林快次教授が18日、500万円を目標にインターネットで幅広く資金を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。北極圏の寒さに適応し、大陸間を移動した恐竜の生態に迫る。 ティラノサウルスなど大型恐竜が闊歩した白亜紀後期、アジア大陸と北米大陸は地続きで、移動の通過点となる北極圏でも化石が見つかっている。当時は非常に温暖だったが、極地は現在の札幌ほどの気温。恐竜が厳しい冬をどう耐えたのか、大陸間をどう移動したのかは未解明な部分が多く、アラスカでの調査は「本で言うとまだ1章」(小林教授)程度だという。 恐竜学者の小林教授は地質学者らと4~5人のチームを組み、アラスカ州でティラノサウルスやトリケラトプスがいた白亜紀後期の7千万~9千万年前の地層を狙う。現地でキャンプを設営、化石の発掘や保存作業を行う。調査地点までは道路がなく、移動は軽飛行機やヘリコプターが頼りだ。年間の調査費用は2千万円程度と負担は大きい。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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