2024年4月、倉敷市の住宅に手りゅう弾を投げ込み、窓ガラスなどを損壊したなどとして爆発物取締罰則違反などの罪に問われている暴力団員の男の判決公判で、岡山地方裁判所は12月18日、懲役12年の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは広島県福山市の指定暴力団・六代目山口組傘下の暴力団員、池上龍太郎被告(63)です。判決によりますと池上被告は2024年4月18日の午後10時過ぎ、倉敷市玉島上成にある住宅の敷地内に軽乗用車の中から手りゅう弾を投げて爆発させ、住宅の壁や窓ガラスを損壊するなどしたものです。

岡山地裁で開かれた18日の判決公判で村川主和裁判長は「暴力団特有の反社会的な考えを反映した極めて危険なものであり、車のナンバープレートをすり替える偽装工作や犯行前の下見など相応の計画性が認められる」としました。

一方で、「反省の態度を示している」として懲役16年の求刑に対し、懲役12年の実刑判決を言い渡しました。

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