オスロ訪問について振り返る高校生平和大使の大原悠佳さん(左)と津田凜さん=17日午後、長崎市
ノルウェーの首都オスロで日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞授賞式に出席した長崎の「高校生平和大使」2人が17日、長崎市で記者会見し、被爆3世で長崎県立長崎西高2年の大原悠佳さん(17)は「(平和大使の)活動を続けるエネルギー源にしたい」と意気込みを見せた。 2人は広島、熊本の大使と共に4人で授賞式に出席した。現地の高校や大学で「出前授業」や講話を実施し、家族の被爆体験や、自身らが行っている核兵器廃絶を求める署名活動を紹介した。 受賞者を祝うたいまつ行列の後、被団協の滞在先近くでノーベル賞委員会のフリードネス委員長とばったり会ったという。「(平和大使を)知っている。平和賞をどのように活動に生かしていくかが大切だ。応援している」と告げられたことを印象深そうに振り返った。 被爆3世で県立長崎東高2年の津田凜さん(16)は「私たちが賞を機にどうつなげていくか考えさせられた」と話した。 現地では「被爆体験者」岩永千代子さん(88)から預かった手紙を基に、援護に関する実情も伝えた。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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