11月6日、積雪した富士山。翌7日に最も遅い初冠雪が発表された

 温暖化の影響で最低気温が0度を上回る日が静岡県富士市で35日増加したとの分析を米気候研究機関クライメート・セントラルが17日発表した。対象にした北半球の901都市の中で最多で、最低気温が0度未満となる「冬日」がそれだけ減少したことになる。今年の富士山の初冠雪は11月7日で、1894年の観測開始以来最も遅かった。  日本では新潟県長岡市、広島市、栃木県足利市が23日、京都市が21日の増加だった。冬が暖かくなると山間地の雪が減って水不足を引き起こしたり、感染症を媒介する蚊やダニの増加につながったりする恐れがある。同機関は「石油や石炭などの使用を速やかにやめることが重要だ」と指摘した。  分析対象は2023年までの10年。冬季3カ月の気温の観測データや、温暖化が起きなかった場合に想定される気温を解析して比較した。過去10年で平均すると、123の国・地域の3分の1以上、901都市の半数近くで最低気温が0度を上回る日が温暖化の影響で1週間以上増加した。

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