車道横断を防ぐ柵を新設する作業員ら(16日午後、山梨県富士河口湖町)=共同

山梨県富士河口湖町は16日、コンビニ屋根越しに富士山が撮影できるとして訪日観光客らが集まる写真スポットで、横断歩道以外での行き来が再び目立つようになったため、コンビニ側の歩道沿いに車道横断を防ぐ柵を新設する作業を始めた。

午前中から作業員らが設置場所を確認し、電動工具で柵を差し込む穴を開けた。金属製の柵は高さ80センチ、長さ3メートルで2カ所に設置する。作業員によると、取り付けは17日中に完了する見通し。

16日も訪日客らが車道を横切り、撮影のマナー違反で警備員に注意される姿が見られ、近くに住む80代男性は「交通事故が心配だ。ルールを守ってほしい」と話した。

コンビニ周辺では、訪日観光客らが殺到し、撮影時の滞留などマナー違反が相次ぎ、町が5月、反対側の歩道沿いに黒い幕と柵を設置した。幕は約3カ月後に取り外したが、10月に柵を増設した。これまでコンビニ側に柵はなかった。〔共同〕

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