岡山県は県内3つの、老人ホームと障害者支援施設で職員による入所者への虐待や預かり金の着服があったなどとして、それぞれ新規の受け入れを3カ月から半年間停止する行政処分を行いました。
処分を受けたのは津山市の養護老人ホーム「ときわ園」、瀬戸内市の特別養護老人ホーム「長船荘」、岡山県和気町の障害者支援施設、「ぽれぽれ」です。
岡山県によりますと、「ときわ園」では男性職員が2018年から約6年間にわたって入所者58人からの預かり金約2200万円を着服していたということです。
また、「長船荘」では職員24人が2023年7月まで4年間にわたって必要な手続きをせずに、入所者など8人をシーツで車イスにくくりつけて拘束するなどの虐待をしていたということです。
さらに「ぽれぽれ」では2024年2月から6月にかけて、職員3人が利用者に対し、それぞれ、押して転倒させたり、蹴ったりするなどの虐待をしていたということです。
県は「長船荘」と「ときわ園」について、新規の受け入れを1月1日から半年間、「ぽれぽれ」を3カ月間停止する処分にしました。県の聞き取りに対し、いずれの施設も「指導に従い再発防止に努める」と話しているということです。
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