住所不定・無職の加藤臣吾被告(26)は、「ルフィ」や「キム」などと名乗る指示役の指示を受け、
▽2023年1月、狛江市の住宅で90歳の女性が殴られて死亡し、高級腕時計が奪われた事件や
▽2022年12月に、広島市の高級時計店から現金などが奪われた事件など、
3つの事件に関わったとして、強盗致死や強盗傷害などの罪に問われました。
16日の判決で、東京地方裁判所立川支部の岡田健彦裁判長は「高度で綿密な計画と周到な準備のもと、徹底した役割分担により行われた非常に危険で凶悪な犯行だ」と指摘しました。
そのうえで、「被告は、被害者の生命や身体に重大な結果が生じるような暴行を前提とした強盗だと十分認識していた。強い金銭的欲望に基づき一連の犯行に主体的、積極的に参加した責任は重大だ」として、求刑どおり無期懲役を言い渡しました。
一連の広域強盗事件のうち、唯一、被害者が死亡した狛江市の事件で、1審判決が言い渡された実行役はこれで3人目です。
また、主な捜査対象となった8つの事件では、すべて指示役が起訴されています。
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