富士河口湖町にあるコンビニ周辺では、店舗越しの富士山を撮影しようと外国人観光客などが集まり、交通量の多い道路の横断やごみのポイ捨てなどの行為が相次ぎ、町はことし5月、店舗の向かい側の歩道沿いに幕を設置しました。
その後、町は8月に幕を外していましたが、11月以降、雪化粧した富士山を目当てに再び観光客が集まるようになり、道路を横断する危険な行為などが相次ぎました。
このため町は道路の横断をやめてもらおうと、コンビニと協議して、店舗側の歩道沿いに6メートルにわたり新たに高さ80センチの防護柵を設置することになり、16日、工事が行われました。
町によると、16日は柵を取り付けるための穴を掘る作業などが行われ、柵は17日から設置されるということです。
コンビニの周辺では16日も外国人とみられる観光客が私有地に入って写真を撮影したり道路を横断したりする様子が見られました。
近くに住む80代の男性は「広い道路ではないので、危ないし事故が起きないか心配だ。外国人観光客には危険な横断をやめてルールを守ってほしい」と話していました。
町は近くの2か所の横断歩道を利用してもらうため、来週にも塗装を緑色と白色に変えて目立たせる方針で「今の時点で幕の再設置は考えていない」としています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。