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 奈良公園でK−POPアーティストが出演する無料イベントを奈良県が企画していることを巡り、物議を醸しています。

■会場運営料などに税金2億7000万円

奈良県 荻田義雄県議会議員
「やるのは結構だと、しかし、県費の2億7450万円というのは、これはおかしいのではないかと」 奈良県 荻田義雄県議会議員 この記事の写真

 番組の取材にこう話すのは、奈良県の荻田県議です。今、県の税金2億7000万円の使い道に議会が揺れています。

“鹿の聖地”奈良公園

 飛鳥時代から続く、古都・奈良の歴史。鹿の聖地と呼ばれる奈良公園で、奈良県が来年10月に開催しようとしているのが、1日だけのK−POP無料ライブ。

無料ライブに奈良県の2億7000万円の税金が使われようとしている

 この1日限りの無料ライブに、奈良県の2億7000万円の税金が使われようとしています。

K−POPライブの計画

 K−POPライブは、アーティストの出演料と旅費を韓国側が負担し、会場運営料などの2億7000万円を奈良県が負担する計画です。来場者は9000人規模を想定していて、県民に限定するかどうかは未定だといいます。

SNSの反応

 しかし、2億7000万円の県の予算を使うことに対してネット上では、「血税の無駄遣いに怒り心頭。反対メールにご協力お願いします」「反対です。中止にして元々予定していた日本の伝統行事をやるべきです」などの投稿がみられました。

荻田県議
「この問題っていうのは、やはり県民の皆様方に納得してもらえるものであるのか。果たして、奈良県の方々はどれだけ来られるんだろうと。ましてや一日一晩で終わるような祭典は、一過性のものに終わると」 山下知事のSNS投稿

 奈良県の山下真知事は12日、K−POPライブの開催について、自身のSNSに長文を投稿。

「億単位の費用かかる」

 無料で開催する意義を「億単位の費用はかかるものの、お金のない日本の若者も大好きなK−POPアーティストに生で接することができ、これから両国の親善を担っていく世代同士の交流を深められる。そうしたお金に代えがたい価値が生み出されると判断しました」と説明し、理解を求めましたが、14日に自身のSNSで「おわびと訂正」として一部の投稿を訂正しました。

一部の投稿を訂正 山下知事(SNSから)
「私の投稿に“お金のない日本の若者も”という表現がありましたが、日本の若者がお金がないという意味ではなく、“日本の若者も財布の中身を気にする必要なく”という意味ですので、誤解を与えた方にはおわびして訂正いたします」

(「グッド!モーニング」2024年12月15日放送分より)

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