山形市の蔵王温泉スキー場は蔵王連峰の山形側の斜面にあり、14のゲレンデを持つ東北地方有数の規模を誇るスキー場で、「樹氷」が見られることでも有名です。
14日はスキー場開きを迎え、標高およそ930メートルにある「上の台ゲレンデ」では、山形県や市などの関係者およそ140人が参加して安全祈願と式典が行われました。
蔵王の山を守ると伝えられているてんぐの仮面をかぶった観光協会の関係者がオープンを祝うプラカードを持って滑ったほか、招待された地元の小中学生が初滑りを披露しました。
山形市の小学4年生の女子児童は「雪がふわふわですごくなめらかで滑りやすかったです」と話していました。
蔵王温泉スキー場の昨シーズンの来場者数は26万人余りで、コロナ禍からの観光客の回復が進んでいることから、今シーズンは30万人を見込んでいるということです。
蔵王温泉観光協会の岡崎善七会長は「雪質はパウダースノーで最高の条件だと思います。スキーのあとには温泉も楽しんでもらいたい」と話していました。
蔵王温泉スキー場で現在滑走できるゲレンデは5か所で、今後ほかのゲレンデも順次オープンし、来年5月6日まで営業する予定です。
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