曽我ひとみさんは、1978年に佐渡市で母親のミヨシさんとともに北朝鮮に拉致され、22年前の日朝首脳会談のあと帰国を果たしましたが、ミヨシさんの消息はいまも分かっていません。

曽我さんは14日、拉致問題の啓発週間にあわせ、佐渡市の商業施設内で年内最後となる署名活動を行い、ミヨシさんを含め、いまだ帰国を果たせていない拉致被害者の一刻も早い救出を訴えました。

母親のミヨシさんは、今月28日に93歳の誕生日を迎えます。

曽我さんは、ミヨシさんについて「これから寒い冬を迎え1日1日どう過ごしているのか心が痛みます。寒い冬を乗り越えて日本と佐渡に帰ることを諦めずに元気でいてほしい」と胸の内を語りました。

さらに曽我さんは仕事ばかりしていたミヨシさんに少しは自分のことを気にかけてほしいと初めてのボーナスで化粧品のセットを送った思い出を語ったうえで、「政府の方には時間がないということを自分のこととして考えていただき、1日も早く日朝首脳会談を実現してほしい」と話していました。

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