救急車が雪道でスリップし、搬送中の患者が死亡しました。
■心肺停止で搬送中…何が?
スリップする事故 この記事の写真北海道網走市で11日、患者を搬送中の救急車がスリップし、立ち木にぶつかりました。
12日、消防が会見を開きました。
網走地区消防組合の会見 網走地区消防組合の会見「この度は誠に申し訳ありませんでした」
病院へ急ぐなか、何があったのでしょうか?
取材に基づくイメージ現場は下り坂で片側2車線の道路。時速60キロで緊急走行していた救急車は、まず右側にスリップします。さらに今度は車線をまたぎ左側に、そしてまた右側に。
80メートル左右に蛇行を繰り返したスリップしながら、80メートル左右に蛇行を繰り返した救急車。最後は車体が横を向く形で立ち木に突っ込みました。
路面はアイスバーンの上にシャーベット状の雪が積もった状態だったといいます。
80代の患者は搬送前に心肺停止状態。事故の後、別の救急車が搬送を引き継ぎましたが、到着は8分遅れに。病院で死亡が確認されました。
「事故による搬送遅延と患者死亡の因果関係はないと思う」と(搬送先の)医師よりコメント 網走地区消防組合の会見「『事故による搬送遅延と患者死亡の因果関係はないと思う』と(搬送先の)医師よりコメントいただいている」
交通違反がないことから、隊員の処分は考えていないということです。
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