取材班の目の前に現れた一頭のイノシシ。今、神奈川県川崎市の市街地で目撃が相次いでいるんです。
■取材班の目の前に…市内を移動?
カメラが捉えたのはイノシシです。
出没したのは小田急線新百合ケ丘駅からおよそ2キロにある大学のすぐ近くです。周囲には住宅街が広がっています。
川崎市民 40代男性
「20年くらい住んでいるけど『イノシシが出た』というのは初めて」
今、川崎市の市街地でイノシシの目撃情報が相次いでいます。イノシシはどこから来て、何をしようとしているのでしょうか。
13日午後3時ごろ、大学近くに現れたイノシシ。川崎市内では5日前から10件以上の目撃情報が市役所などに寄せられていました。
最後の目撃情報があった大学付近では、警察などが警戒にあたっていました。
付近の大学生
「大学にいる時間長いので、遭遇したら嫌だな」
「大学のサイトで『イノシシが出たから部活やめて下さい』と」
「よく耳にする凶暴なイノシシというイメージなんで、怖いといえば怖い」
こうしたなか、イノシシに遭遇した記者は行政と警察に通報しました。
目撃情報を地図上に表すとイノシシは少しずつ南下していることが分かります。
野生動物の生態に詳しい清水あゆみさん
「一番考えられるのは多摩川沿いに降りてきた可能性。単純に帰り道が分からなくて、さまよっている方向が、たまたま南ということも考えられるが、普段隠れて人目がない時に食べ物を探しているという可能性がある」
川崎市はイノシシを発見した時は捕獲しようとせずに、警察などに連絡するように呼び掛けています。
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