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 子どもの塾や習い事の送迎、親がするのは当たり前?

【映像】タクシー配車アプリ1位は「Uber」ではない?(グラフ)

 共働き世帯が7割を超えた日本では、保護者にとって「子どもの送迎」が大きな負担になっている。

 子どもの習い事に関する調査では、およそ半数の保護者が「子どもの送迎が大変だと感じている」と回答した(「manatea(マナティー)調べ」https://mana-tea.jp/)。


子どもがスマホでタクシーを呼ぶ

「お互い仕事があるのに旦那が全然やってくれない。だからよく揉める」「中学生の娘に暗い夜道を塾通いさせるのは不安。送り迎えは負担だけどしょうがない」などの声も。

 そんな中、「Uber Japan」は子ども向けのタクシー配車サービス「Uber Teens(ウーバーティーンズ)」を開始した。保護者の「送迎の負担」を解消するためのサービスで、すでにおよそ40カ国で展開されている。13歳から17歳までの子どもが、スマホの専用アプリを使ってタクシーを呼ぶことができる。

 子どもだけでタクシーを利用することに関して、安全性を懸念する声もあるが、専用アプリで保護者がリアルタイムで子どもの位置を把握できるようになっている。さらに、ドライバーとの会話など車内の音声を録音する機能も備わっている。

ライドシェア拡大の足掛かり?

 このサービスの需要について、流通経済大学 板谷和也教授は「両親ともに不在でありながら子どもだけで少し遠くに出かけなければいけない需要というのはもうかなり顕在化しており、以前から日本国内のタクシー事業者の方でもこうしたサービスは積極的に進めている。複数の会社が競争するようになると、それぞれサービスも工夫すると思われるので良い方向に行くのでは」と分析した。

 一方、Uber Japanはライドシェア事業にも力を入れているため、「ライドシェア拡大の足掛かりなのでは」という声もある。

 これについて板谷教授は「今回はおそらくその点はあまり念頭に置いておらず、新たな需要開拓のためにUberが独自で考えた話だろう。とはいえ、今の曜日と時間帯を限定した状態が“ライドシェアの完成版”とは考えにくく、今後を見据えた部分は当然あるだろう」と指摘した。

“タクシー不足”との兼ね合いは?

 最後に一部で既に問題となっている“タクシー不足”との兼ね合いについては「地域と時間によって需給関係はかなり違う。基本的に子どもが利用する時間帯はタクシーサービスが足りずに困っている時間帯とは重ならない場合が多い。タクシー運転手の需要と給料が上がり、希望する人も増えてきている」と述べた。
(『ABEMAヒルズ』より)

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