12日朝、東京・足立区で京成電鉄の高架から重さ約1.5トンの鉄骨が落下しました。

規制線が張られる前に撮影された現場の写真には、落下した鉄骨のすぐ近くを歩く人の姿が写っています。

落下したのは午前8時45分ごろ、現場は京成電鉄千住大橋駅の真下。
まさに通勤時間帯でした。

近隣住民:
私さっきも通りましたけど、そこ(朝)7時半ぐらい。(Q.自身が利用しているときに落ちたら…?)いやいやいや…ゾッとしますね。

警視庁によりますと、落ちた鉄骨の長さは約11メートル。
約4メートルの高さから落下したということです。

近隣住民:
(音が聞こえたのは)9時ちょっと前。ちょっと普通の音と違って、「ドスーン」という音でしたから。

京成電鉄によると、落下した鉄骨の重さは約1.5トン。

鉄骨落下によるけが人はいませんでした。

撤去作業が進められる中、杭の跡と思われる穴がむき出しになっていました。
そして、落下直後の写真には鉄骨の近くに接合部分と思われるさびた鉄板が確認できます。

なぜ鉄骨は落下したのでしょうか。

京成電鉄によりますと、落下した鉄骨が設置されたのは1977年。
高架を保護するために取り付けられた防護げたです。

2023年6月に点検した際には異常は認められなかったということです。

午後、高架の反対側にある落下した鉄骨と同じタイプの防護げたを点検していました。

京成電鉄は、経年劣化も含め、様々な可能性について原因を調査中としています。

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