大阪高裁前で「逆転無罪」などと書かれた垂れ幕を掲げる弁護士ら(11月28日)=共同

大阪市東淀川区で2017年、当時2歳の養子の娘に虐待を加え死なせたとして傷害致死などの罪に問われた父親、今西貴大被告(35)について、大阪高検は12日、懲役12年とした一審判決を破棄し、逆転無罪とした大阪高裁判決を不服として最高裁に上告した。この日が期限だった。

21年3月の一審判決は一部無罪としたものの、被告の暴行を認定し、懲役12年の判決を言い渡した。双方が控訴し、大阪高裁は11月、「死因は心筋炎や嘔吐(おうと)による窒息の可能性が否定し難い」などとし、暴行があったとは認められないと指摘。逆転無罪を言い渡した。

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