泥酔して寝込んでいた男性を救護したタクシーの新人運転手に警視庁から感謝状が贈られました。都内では路上での寝込みによる交通死亡事故が増えていて、忘年会シーズンのなか、警視庁が注意を呼び掛けています。

 感謝状が贈呈されたのは、今年入社した「国際自動車」のタクシー運転手・星莉斗さん(23)です。

 星さんは、11月2日未明、新宿区歌舞伎町を運転していたところ、泥酔して車道に寝ころんでいた男性を発見して110番通報しました。

国際自動車 乗務社員 星莉斗さん
「発見した自分が責任を持って最後まで対処するのが1番だと思いました」

 都内では、2019年から今年10月末までに酒を飲んだ後に交通事故に巻き込まれて83人が死亡していますが、半分以上が路上で寝込んでいたことが原因でした。

 忘年会シーズンに入っていますが、警視庁は警戒を強めるとともに路上で寝込んでいる人を見つけたら、躊躇(ちゅうちょ)なく110番をしてほしいと呼び掛けています。

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