アツアツの鉄板にのった俵型のハンバーグにたっぷりのチーズ。
東京都内にある人気ハンバーグ店のメニューです。
しかし、この動画がSNSで拡散され、看板メニューが消える事態に。
街からは賛否の声が上がっています。
物議となったのは牛肉100%を使ったチーズハンバーグの動画。
フォークで割ってみると、中は真っ赤なレア状態。
これにネット上では、「思いっきり生焼けじゃない?」「おなか壊しそう」など指摘が相次ぎました。
動画は瞬く間に拡散し、一時、「人気のハンバーグ店」というワードがXでトレンド入りする事態となりました。
この店では、レア状態のハンバーグを客が追加で加熱するのが人気のスタイル。
これまで食中毒や体調を崩した客はいなかったものの、今回SNSで騒動になったことで保健所の指導が入ったといいます。
厚労省が定める基準では、ハンバーグを焼く時は中心部を75度で1分以上加熱することになっていて、客が自ら焼く場合は「生では食べられないこと」「中心部までの加熱が必要なこと」をメニューなどに載せる必要があります。
ハンバーグ店の店主は「イット!」の取材に「ダメだというのは分かっていたが、肉の品質も良く、お客さんに喜んでもらいたいという思いで提供していました。私の判断ミスでした」と述べ、レアハンバーグをメニューからなくしました。
SNS上で騒ぎになったことで姿を消した看板メニュー。
街の人はどう感じているのか話を聞くと、「名物ということは店もこだわって作られていたと思う。SNSの情報がきっかけでなくなるのは残念。今までの努力とかもなくなっちゃう」「それがはやったりするのはうれしいけど、逆は悲しい」「今回赤かったことで保健所が入った。隠したりすることの抑止になるのであればいいと思う」「難しいところではあるが、店の方にマイナスになりすぎないように(SNS投稿)できたらいい」などの声が聞かれました。
今後、店は中心部まで加熱したハンバーグのみを提供するということです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。