運転免許を取り消され、免許が取れない期間に、他人の住民票を悪用して運転免許を不正に取得し無免許運転をした疑いなどで、運送会社役員の男が逮捕されました。

男は悪用した住民票の男性が「免許を取ることはない」と話していたことから「これは使えると思った」という趣旨の話をしています。

■試験場では「他人の住民票」「自分の顔写真」を提示して発覚せず

無免許運転などの疑いで逮捕されたのは、東大阪市の運送会社役員・堀古賢二容疑者(66)です。

堀古容疑者は去年10月、他人の住民票を使って運転免許を不正に取得し、無免許運転を繰り返していた疑いがもたれています。

警察によると、堀古容疑者は交通違反を重ねたことで、2020年12月に運転免許を取り消され、2026年9月まで免許を再取得できない状態でしたが、50代の知人男性の住民票で徳島県の自動車学校に通い、免許証を取得していました。

免許証を取得する際、堀古容疑者は知人男性の名前を名乗ったものの、顔写真は容疑者本人のものだったことから、試験場で発覚することはなかったということです。

■「『目が悪いので、免許取ることはないです』と聞いたので、これは使えると思った」」

50代の男性は、去年の夏頃に堀古容疑者の会社の面接を受けた際、住民票を渡していて、その後、悪用されていたことに気付いていなかったということです。

堀古容疑者は調べに対して、「面接で男性から『目が悪いので、免許取ることはないです』と聞いたので、これは使えると思った」という趣旨の供述をしていて、「無免許運転するために取りました」と容疑を認めています。

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