記者会見を開いたのは、仙台放送の元アナウンサー、稲垣龍太郎さん(36)で、在職中に、上司だった立憲民主党の柳沢剛氏からパワハラを受けていたと訴えました。

稲垣さんによりますと、2011年の入社まもない頃に「お前の面倒はみない」と言われ、その後もほかの社員の前で「ばか」、「気持ち悪い」、「臭い」などと言われたということです。

このほか、いすを蹴られたこともあったということです。

稲垣さんは「パワハラを受けると何年たっても忘れることはありません。反省し、誠意をもって謝罪してほしい」と話していました。

稲垣さんはほかに被害を訴えている3人の元アナウンサーと共同で、立憲民主党に対し、パワハラを把握しているのかなど、6つの質問からなる公開質問状を送ったということです。

10日の会見について柳沢氏は「認識や事実が異なるものがあるが、後進の育成に努めてきた中、真意が十分に伝わらなかったのであれば反省したい」としています。

柳沢氏は群馬県高崎市出身の61歳。

仙台放送のアナウンサーや広報部長などを経て、ことし10月に行われた衆議院選挙に立候補し、初当選しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。