東京都は10日、都議会定例会の代表質問で、特別支援学校の在校生を対象に、卒業後に学びを続けたり、自立や社会参加につなげたりできるようにする狙いで、都として進路希望を調査する方針を示した。地域政党「都民ファーストの会」の後藤奈美都議への答弁。  都によると、特別支援学校の高等部の卒業生は民間企業に就職したり、社会福祉施設で就労に必要な技能を学んだりするのが大半という。  後藤都議が「学びのスピードがゆっくりなことから、もっと学びたいと願う当事者は少なくないが、進路の選択肢は限られている」と述べたのに対し、都は「調査を踏まえ、卒業後の社会生活を充実させる」と答弁した。

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