成田空港では10日、税関の職員およそ60人のほか麻薬探知犬2頭が集まって特別警戒の出陣式が行われ、東京税関成田税関支署の松田真吾支署長が「出入国者が大幅に増加するなか、検査では納得いくまで行い不審点の解明に努めることが税関の使命であり、国民の期待に応えてもらいたい」と訓示しました。
このあと早速、職員と麻薬探知犬が国際線の到着便から降ろされた手荷物の検査にあたっていました。
税関によりますと、ことし1月から6月までの半年間に成田空港で押収された覚醒剤や大麻、麻薬などの不正薬物は151キロで、量としては去年の同じ時期とほぼ同じだった一方、金の地金の密輸が増えていて、123件が摘発、219キロが押収され、ともにこの段階で去年1年間を上回っています。
松田支署長は、「検査機器の稼働率を高めるなどして取締りを強化し、署員には気を引き締めて業務にあたってもらいたい。麻薬探知犬にも必ず成果をあげてもらたい」と話していました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。