長野県白馬村の小中学校で、給食を食べた児童生徒が体調不良を訴えた問題で、原因は、「ヒスタミン」による食中毒だったことがわかりました。患者は、12月4日に提供された給食を食べた3校の児童生徒と教職員あわせて46人で、微熱や発疹、頭痛、下痢などの症状を訴えました。

保健所によりますと、原因となった食品は「フィッシュチリソース」で、加熱後のカジキから「ヒスタミン」が検出されました。

「ヒスタミン」は青魚などに比較的多く含まれ、販売店や飲食店などで温度が高いと急激に生成されることがあり、加熱しても分解されにくいということです。

保健所によりますと、調理の際、カジキの常温解凍の時間が長すぎたことで菌が増殖しヒスタミンが生成されたということです。

約600食を提供した白馬村の学校給食センターは、10日まで2日間営業を停止しています。

保健所は、魚介類を購入後はすぐに冷蔵庫で保管し、できるだけ早く調理するよう呼びかけています。

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