気象庁は9日、岐阜県関ケ原町付近を対象に、「顕著な大雪に関する気象情報」の運用を13日から開始すると発表した。短時間の大雪で重大な交通障害が発生する可能性が高まった場合に出す。

今年1月に名神高速道路関ケ原インターチェンジ付近であった大雪による大規模立ち往生を踏まえた措置。道路管理者など関係機関の効果的な防災対応を支援する。

岐阜地方気象台によると、発表の目安は、関ケ原町で3時間に20センチの降雪量を観測し、その後も警報級の降雪が予想される場合。観測値や、大規模な交通障害が発生する恐れがあることを短文形式で伝える。

「顕著な大雪」情報は2018年の大雪を受けて19年から山形、福島(会津地方)、新潟、富山、石川、福井各県で運用を開始。21年からは滋賀、京都、兵庫、鳥取、島根、岡山、広島の各府県も対象となった。〔共同〕

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