宝塚市の小林聖心女子学院の5年生は11月に広島を訪れ、被爆者の森重昭さん(87)から話を聞きました。

児童たちは自分の家族からも戦争の話を聞くなどして学習を続けてきたということで、9日に森さんを招いて報告会を開き、1人ずつ発表しました。

森さんは原爆で死亡したアメリカ兵の調査を続けていて、平和学習では、原爆が敵も味方もなく命を奪ったことなどを伝えました。

児童たちは「知ることは真実に近づく第一歩とわかった」とか、「森さんのお話から自分に与えられた能力を人のために使うことの大切さを知ったので、自分に何ができるか考え、平和な世界を作っていきたい」などと語りました。

これに対し森さんは「小学生のレベルを超えたすばらしい取材をして、よくここまで報告をまとめたと思いました」と目を細めていました。

報告会のあと、森さんは「核兵器は、みんなが思っているよりはるかにおそろしい兵器で、核兵器を使う戦争を決して許すことがない、平和な世の中をみんなが望んでいると思います」と話していました。

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