大手旅行会社が交通機関と宿泊施設の予約状況やアンケートなどをもとにまとめた調査によりますと、今月23日から1月3日までの年末年始の期間に1泊以上の国内旅行をする人は、のべ2800万人で、前の年と比べて横ばいになる見通しです。
家計に余裕がないことや、先行きへの不安などを理由に、旅行をする人が増えていないとしています。
一方、1人あたりの費用は平均4万3000円と、前の年と比べて2000円増えていて、調査を始めた1996年以降で最も高くなる見通しです。
訪日外国人の増加や人手不足を背景に宿泊代の上昇が続いていることや、長期休暇が取りやすい暦になっていることが主な理由とみられています。
また、海外旅行に行く人はのべ52万人の見込みで、前の年を13%上回っていますが、コロナ禍前の2019年の年末からの期間と比べて6割程度にとどまっています。
調査をしたJTBは「趣味や旅行への支出を増やす人と減らす人の二極化が見られる」としたうえで、いわゆるオーバーツーリズムへの対応として、混雑が少ない時期や場所を選ぶなど工夫をする人も目立っているとしています。
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