成田空港では、コロナ禍のあと航空需要が急激に回復して「グランドハンドリング」の人手不足が顕著になっていて、今後、3本目の滑走路が新設されることもあってさらなる人手の確保が課題となっています。
こうしたことを受けて成田空港会社は9日、外国からの人材の確保に向けた検討会を開き、グランドハンドリングを担う企業5社や自治体などの関係者が参加しました。
会議では、企業側から、外国からの人材の受け入れをめぐって、空港近くの住宅が少ないことや、生活面での行政の手続きが煩雑なことなどが課題になっていることが説明されました。
また、成田市からは、外国からの人材が増える一方で、地域のコミュニティーに関われていない現状などについて報告されました。
成田空港会社は今後も定期的に会議を開き、具体的な対策を決めることにしています。
成田空港会社戦略企画室の片山敏宏室長は、「地域と一体となって外国人が暮らしやすい受け入れ体制を作っていきたい」と話していました。
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