今にも道路に倒れこみそうな巨大な松の木。市民から不安の声が寄せられています。
長野県松本市内を走る国道沿い。巨大な松の木が傾き、まるで電線の上に倒れたように見えます。
松本市などによると、通行人や近隣住民から度々、倒木を懸念する声が寄せられていたといいます。
近くの店舗に勤務する女性
「小学校の前なので、子どもたちに何かあったら危ない」
道沿いには小学校もあり、通学路にもなっています。
波田小学校 三輪千子校長
「ここが1番の遊び場で、朝登校するとここに来て鬼ごっこしたり、かくれんぼしたり、秘密基地に潜ったりして遊んでる子が多い場所」
この一帯にはおよそ450本ものアカマツが植えられ、なかには樹齢が200年を超えるものもあり、松本市の特別天然記念物に指定されています。
市では倒木の危険があるアカマツは伐採し、専門家とともに定期的に生育調査を行っているといいます。
松本市 文化財課 百瀬耕司さん
「今回の松に関しては専門の先生方も特段、今すぐどうこうと緊急的な対応をした方がいいという話はない。とりあえず様子は注視はしていく」
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