石川県七尾市の茶谷義隆市長(59)が10月に再選後、当選のお礼と受け取られかねない文書を、市内の事業者や団体に送付していたことが9日、市への取材で分かった。選挙期日後、有権者への当選礼状の配布や掲示を禁じている公選法に抵触する可能性がある。
市秘書人事課によると「多くの方々の力強いご支援と温かいご厚情を賜り再選の栄に浴し引き続き市政の重責を担わせていただくことになりました」などとする文書を同課が計496通作成し、茶谷氏の決裁を経て市内外の事業者や団体に送付。うち45通は市内の官公庁や金融機関などに送ったという。
同課の担当者は「2期目就任のお知らせという趣旨だった」と説明した。
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