12月は帰省などで人の出入りが増える時期です。

長崎税関は9日、不正薬物や拳銃の密輸撲滅に向けた協力を市民に呼び掛けました。

年末特別警戒の街頭キャンペーンはJR長崎駅近くのかもめ広場で行われました。

長崎税関や県警、長崎海上保安部などから30人が参加し、不正薬物や金、拳銃などの密輸を撲滅しようと市民にチラシを配って空港や港での検査の協力などを呼び掛けました。

また会場では税関の仕事の理解を深めてもらおうと、空港の手荷物検査場を想定したデモンストレーションも。

麻薬探知犬が登場し、5人の乗客役の中から不正薬物を持ったとされる人物を瞬時に見つけ出しました。

長崎税関 水野利広監視部長
「年末年始においては、輸入貨物が増える、あるいは外国からの客が増える、物流が多くなる」「最近は大麻など若者に浸透している状況にある。海外から密輸される大麻、あるいは覚せい剤、こういったものの密輸に関する情報、何でもささいなことで結構ですので税関に連絡いただければ」

長崎税関の今年の摘発件数は6月までで12件と、2023年の2倍に増えています。

年末は帰省や旅行で人やモノの出入りが多くなるため、長崎税関は今月3日から13日までの「年末特別警戒」の期間、空港や港での検査を強化することにしています。

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