12月9日、61歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま。
公開された映像には、オフホワイトのスーツで、天皇陛下と微笑まれる姿がありました。
映像には、11月に101歳で亡くなった、三笠宮妃百合子さまの縁の品々が。
陛下とともに、三笠宮さまと百合子さまの俳句集を読まれた雅子さまは、「お孫さんのことをお読みになったのかしら、かわいらしい句ですね」と話され、百合子さまを偲ばれていました。
雅子さまが国民に寄せる思い
宮内庁を通じ寄せた文書の冒頭に記されたのは、元日に起きた能登半島地震の被災者について。
「高齢化や人口減少、過疎化の進む半島地域であるという、地理的、社会的状況の中で発生した大きな地震により(中略)被災された方々が、冬の厳しい寒さの中でどれほど多くの困難と御苦労を抱えながら避難生活を送られていたか、想像するに余りあるものでした。」
「心からのお見舞いをお伝えしたいと思います。」
人々の生活を思うお気持ちは他にも…。
「物価の上昇などの経済的な状況を始め、様々な事情により困難を抱えている人も多く、そうした人々の身の上を案じています。」
地方公務では4つの県を訪問し、多くの人たちと交流された雅子さま。
「地域の自然・風土、歴史や文化にも触れ、行く先々で多くの方に温かく迎えていただいたことを大変有り難く思いました。」
そして、その地方公務に、今年初めてお一人で臨まれた、長女・愛子さまの成長ぶりにも触れられています。
「娘の愛子は、3月に学習院大学を卒業し、4月から日本赤十字社の嘱託職員として勤務を始めました。」
「社会人として様々な経験を積みながら、皇族としての務めを果たすべく努めていってほしいと願っています。」
6月には、イギリスに国賓として訪問。
「今年6月には、陛下と御一緒に、国賓として英国を訪問することができました。」
「深く心の残る滞在になりましたことを心から有り難く思い、国王王妃両陛下に重ねて厚く御礼を申し上げたいと思います。」
その際訪れた、外務省勤務時代に留学されていた「オックスフォード大学」についても…。
「34年ぶりに懐かしいオックスフォード大学を再び訪れることができたことも、特別な機会になり、感慨深いものでした。」
「変わらぬ歴史の重みを感じるオックスフォード大学の中を歩くことができたことも大変うれしく、思い出深い滞在になりました。」
体調を整えながら、徐々に活動の場を広げられている雅子さま。最後にこう述べられました。
「これからも国民の皆様の幸せを祈りながら、できる限りの務めを果たしていくよう努力したいと思っております。」
来年は「国際親善の年」
来年3月には、ブラジルの大統領が来日することもあり、フジテレビ皇室担当の橋本寿史解説委員は、来年は両陛下にとって「国際親善の年」になるといいます。
橋本寿史解説委員:
(ブラジル外交樹立)130年という節目ですから、(大統領の)公式訪問となりますと、宮中晩さん会含む、歓迎行事というのも行われますので、皇后さまのお役目も大変いろいろ出てきます。
同時にこちらからどなたかが、(ブラジルに)お伺いするというのはあると思います。愛子さまが候補者として出てきたとしても、それは不思議ではない。
(めざまし8 12月9日放送)
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