日本酒や焼酎などの「伝統的酒造り」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたことを祝い、日本酒造組合中央会などは8日、兵庫県伊丹市で式典を開催した。全国の酒造関係者が登録後初めて一堂に会し「涙が出るほどうれしい」と喜びを分かち合った。  式典は、江戸時代に建てられた国の重要文化財「旧岡田家住宅」の酒蔵で開かれ、約80人の参加者に祝い酒が振る舞われた。酒を造る作業時間の目安として歌われた「酒造り唄」も披露され、会場を盛り上げた。  トークセッションでは、業界を取り巻く現状や課題を議論した。

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