7日午後、約13年ぶりに島根原発2号機が再稼働しました。中国電力は「緊張感を持ってしっかり取り組みたい」としています。

運転員
「2号機原子炉起動しました」

 中国電力によりますと、午後3時に島根原発2号機の制御棒を引き抜き、原子炉を起動させて再稼働したということです。

 約2時間後には核分裂反応が安定して続く「臨界」状態に達しました。

 島根原発は全国で唯一、県庁所在地にあり、2011年に事故を起こした福島第一原発と同じ「沸騰水型」の原発です。

 1989年に営業運転を始め、2012年1月に停止していました。

 中国電力による高さ15メートルの防波壁や浸水を防ぐ「水密扉」などの安全対策設備の工事を終え、再稼働に至りました。

中国電力 三村秀行島根原子力本部長
「原子炉起動をして確認をする色々な試験検査があります。これらについて一層の緊張感を持ってしっかりと取り組みたいと感じています」

 中国電力は今月中の発送電開始と来月上旬の営業運転再開を目指しています。

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