「ユーキャン新語・流行語大賞」にあやかり、環境水族館アクアマリンふくしま(福島県いわき市)も恒例の「流行魚(ぎょ)大賞2024」を11月29日に発表した。大賞の1位は「ニヒルに笑うホヤ」、2位は「激怒するフグ」だった。
賞は、同館が飼育してSNSにあげている動画や写真で今年「いいね」を多く集めた生き物のトップ10の写真を11月2~17日に館内へ貼り出し、来館者に投票してもらって決めた。
341票を集め1位になったのは「オオグチボヤ」。長さ13センチほどの深海生物で北海道などの寒い海に住み、半透明の大きな口を開けてエビなどを食べる。飼育が難しく、生きた姿を見られるのは珍しいという。口を閉じた姿が、角度によっては不気味な笑みをうかべているように見えると人気を集めた。
2位は312票の「ヨリトフグ」。体を膨らませた時の顔が、つり上がった目と小さな口で、ひどく機嫌が悪そうに見える。福島県沖で捕獲されたが、珍しい種類という。3位はマダコ。昨年7位で、多数の長い足のように見える水管でゆっくり歩く「センジュナマコ」は8位につけた。
広報担当者は「やはり深海生物はユニークな形状が多いので、手堅く票を集めた感じですね」と結果を評していた。
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