東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会組織委員会元理事側への贈賄罪に問われた出版大手KADOKAWAの前会長角川歴彦被告(81)の公判が6日、東京地裁であった。検察側の証人尋問で同社社員は、スポンサー選定に関する元理事側への報酬について「(角川被告が)支払いを承諾した場に同席していた」と述べた。
社員は五輪担当室に在籍していた。証言によると、2018年末に上司だった元担当室長(65)=贈賄罪で有罪確定=と角川被告らとの打ち合わせに出席。角川被告が「ちゃんとうまくやれよ」と支払いを了承し、元担当室長が「このことは墓場まで持って行きます」と応じたと説明した。
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